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老後2000万円に投資は必要か?年代別に月いくら貯めるか試算してみた

投稿:2019-08-29 13:38  更新:

世間を騒がせた老後2000万円問題についてですが、このチャンスに銀行や証券会社がアップを始めたので老後資金を作るのに本当に投資は必要なのか?を考えます。

最近、銀行の窓口や保険外交員の方と話した時に、老後2000万円問題の話題を持ち出し「外貨預金や外貨建て保険」をいきなり薦められたのでうーんと思った次第です。

これまで投資経験の無い人にまでこの調子で話しているっぽいので、老後資金を作るのに本当に投資が必要位なのかを様々な角度でシミュレーションしてみます。

老後のために投資をしなきゃ!と焦っている人は少し立ち止まって考えてみて欲しいです。

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老後2000万円問題とは何かを簡単に

本題に入る前に老後2000万円問題を簡単におさらいです。

この内容について書き出すときりがないので金融庁のレポート内容を要点だけまとめました。

  1. 夫65歳以上、妻60歳以上の年金暮らしの夫婦の場合、平均で約5万円不足する
  2. 老後人生が20~30年あるとして1300万円~2000万円が不足してくる
  3. ちなみに持ち家が前提、賃貸ならそれ以上が必要
  4. だから定年までに貯蓄を頑張ってね!

こんな感じの内容に「年金だけじゃ生きられないじゃないか!」と世間は騒いだ訳ですが、貯蓄なしで老後を迎えるのは流石に無謀ですし決して達成できない貯蓄額ではないので、いかに計画的に人生を送れたかが鍵となる内容でした。

あと数年で定年という方であれば諦めるしかないですが、老後まで10年以上あれば十分に資産を構築できるはずですので、次項で月々いくら貯金すれば良いかをまとめます。

老後資金2000万円を達成するための貯金額一覧表

まずは純粋な貯金だけで2000万円を達成するための貯金額をシミュレーションします。

老後までの期間を5年単位で表した必要な貯金額を一覧表にまとめます。

老後までの年数 年間の貯金額 月の貯金額
10年 200万円 16.7万円
15年 133.4万円 11.2万円
20年 100万円 8.4万円
25年 80万円 6.7万円
30年 66.7万円 5.6万円
35年 57.2万円 4.8万円
40年 50万円 4.2万円
45年 44.5万円 3.8万円

この表を見てわかる通り、老後への備えは早ければ早いほど月々の負担は低くなります。

50歳から始めるとなると金額はややキツくなりますが、それ以外の年代であれば無理がある貯金額とは思えません。

こうやって計算してみると老後2000万円は貯金だけでも十分達成可能な金額なのがわかります。

投資をした場合の老後資金シミュレーション

次は貯金ではなく投資で老後資金を貯めるシミュレーションを行います。

期間は10年、20年、30年で利回り1%、3%、5%で運用した場合の一覧表をまとめます。(税引前です)

インデックス型の投資信託はだいたい3%~5%の利回りと言われているので参考までに。

利回り1%で運用

利回り 積み立て期間 月の投資額
1% 10年 15.8万円
20年 7.5万円
30年 4.7万円

利回り3%で運用

利回り 積み立て期間 月の投資額
3% 10年 14.3万円
20年 6万円
30年 3.4万円

利回り5%で運用

利回り 積み立て期間 月の投資額
5% 10年 12.8万円
20年 4.8万円
30年 2.4万円

このシミュレーションはこちらでできるので条件を変えてやってみてください。

金融庁 資産運用シミュレーション

老後2000万円問題の対策に投資は必要か?

必要な貯金額と投資額がわかったところで本当に投資は必要か?という意見について書きます。

■ 老後まで10年以下の場合

堅実に貯金を頑張った方が良いと思います。

表を見てわかる通り、10年運用したとしてもあまり複利運用のメリットが活かしきれてないため貯金と大差ないですし、運用が失敗し-3%で回し続けた場合は毎月19万円を注ぎ込み続けないといけない計算となり負担は増します。

年金生活突入後も運用を続ける計画なら投資もありですが、株ではなく国債などのリスクが小さい金融商品に乗り換えておきたいところです。

■ 老後まで20年以上ある場合

運用期間が20年以上あれば複利の効果も実感できるレベルになるので、投資を選択に入れるのもありだと考えます。

長期投資はリスクを高めてしまいますが、残り10年の時点で運用成績が芳しくないならそこから貯金に切り替えるという方法も取れます。

投資額がゼロになるようなギャンブルは論外ですが、堅実なインデックス型の投資信託などを買っておけば運用に失敗したとしても、そこからやり直せるだけの額は残っているはずです。

現在35歳ですが、税引き後の年利3%を目標に高配当株を買っているので、あと30年は頑張りたい所です。

退職金を投資に回そうと考えている人へ

ついでにですが退職金についても少し触れておこうと思います。

福利厚生がしっかり整っている企業にお勤めの方であれば退職金を貰えるかと思いますが、これまでに投資経験が無いのであれば無理に投資はしない方が良いと思います。

冒頭にも書いたとおり、銀行や保険会社、証券会社は老後2000万円問題を商機と見て手数料が儲かる金融商品ばかりをおすすめしてきます。

また、怪しいセミナーなんかも開かれていて完全にカモにされている訳ですが、大金が入ったあとは人は気が大きくなりやすいので注意が必要です。

上記の運用表のとおり運用期間が短い場合、堅実的な投資(優良な投資信託や国債)では大した利益は見込めないため、どうしても高利回りの商品やハイリスクな投資に目移りしがちです。

結局お金って使うために存在するので、老後になってまで金儲けに走らなくて良いのではと思っています。

資産家でもない限り後に残そうと考えず、きっちり使って一生を終える位の考えの方が楽に生きられると今では考えています。

まとめ

老後資金2000万円の作り方をあれこれ考えてきましたが、必ずしも投資は必要がないという事がわかったと思います。

投資をして上手く行けばそれはそれでいいですけど、長期投資中に含み損が出た時に耐えられなくなって手放してしまう人も多いので、自分のメンタル面とも相談して投資は行うべきだなと改めて思います。

特に今は米中貿易摩擦でポートフォリオに含み損が出ているので見ていて楽しいものではありません。計画通りに投資し続けると決めているので精神的には平気ですが、結果は数十年後にしかわからないのでその時どうなっているかですよね。

老後資金だけであれば貯金でも十分貯められるのでそれを理解した上で、本当に投資が必要かどうかも考えていきたい問題だと思います。

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プロフィール

名前:rakuda
年齢:30代

2016年からのんびり投資をやっています。

株は配当金狙い、つみたてNISAやiDeCoなどのお得な制度も使いつつ、普段は節約に励んで投資資金を捻出しています。

投資と節約に関する情報を発信していきます。

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