投資ログ

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つみたてNISAで買えるアクティブファンドのパフォーマンスを比較してみる

投稿:2017-10-03 20:43  更新:

金融庁よりつみたてNISA(積立NISA)で買える商品の発表がありましたが、アクティブファンドの初回対象は14本で決定しました。

投資信託は5,000本以上あると言われる中、インデックスファンドを含めたトータルでも105本とかなり少ないですが、これだけ絞り込んでくれているので、つみたてNISAはやはり初心者でも始めやすい投資なのだと思います。

そこで今回は『もし、アクティブファンドで積立投資するならどれが良いか?』を判断するために、過去データのパフォーマンス比較をしてみたいと思います。

アクティブファンドの投資対象

アクティブファンドと言っても、投資対象がバラバラなので大まかに、『日本株式』『国際株式(日本を含む先進国や新興国)』『株式・債券(日本を含む先進国や新興国)』の3つに分類しました。

それらを一覧にまとめ、投資信託報酬や販売会社の情報とあわせて表にします。

アクティブファンドなので手数料よりパフォーマンスの方が大事だと思いますが、投資信託報酬も念のため記載します。

日本株式に投資

日本株式に投資するアクティブファンドは6本あります。

販売会社は記載しきれないないので一部の証券会社に絞った抜粋表記です。商品によっては銀行でも取扱いがある場合があります。

商品名 投資対象 ポートフォリオ 信託報酬率 販売会社
コモンズ 30ファンド 国内株式 国内大型グロース 1.06% SBI証券、楽天証券、マネックス証券
大和住銀 DC国内株式ファンド 国内株式 国内大型ブレンド 1.03% SBI証券
年金積立Jグロース 国内株式 国内大型グロース 0.89% SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券
マネックス証券
ニッセイ 日本株ファンド 国内株式 国内大型バリュー 1.08% SBI証券、楽天証券、カブドットコム証券
ひふみ投信 国内株式 国内小型グロース 1.06% レオス・キャピタルワークス(直販)
ひふみプラス 国内株式 国内小型グロース 1.06% SBI証券、楽天証券、松井証券
フィデリティ証券、マネックス証券
カブドットコム証券

用語解説

  • 国内大型ブレンド … 市場平均に近い大型株
  • 国内大型グロース … 大型株の成長銘柄
  • 国内大型バリュー … 大型株の割安銘柄
  • 国内小型グロース … 小型株の成長銘柄

ひふみ投信および、ひふみプラスは基本的に同じ商品のようです。

ひふみ投信は直販用。ひふみプラスは外部金融機関を通して購入できる商品となっています。

国際株式に投資

日本を含めた先進国や、新興国に投資するアクティブファンドは計3本あります。

商品名 投資対象 ポートフォリオ 信託報酬率 販売会社
セゾン 資産形成の達人ファンド 国際株式 日本を含む先進国および新興国の株式 1.35% セゾン投信(直販)
フィデリティ・米国優良株・ファンド 国際株式 アメリカ 1.61% SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券
フィデリティ証券
フィデリティ・欧州株・ファンド 国際株式 イギリス、ドイツ、フランス 1.62% SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券
フィデリティ証券

株式・債券に投資

株式や債券に投資をするアクティブファンドは計8本あります。

商品名 投資対象 ポートフォリオ 信託報酬率 販売会社
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド バランス 主に先進国の株式と債券を50:50 0.68% セゾン投信(直販)
結い2101 バランス 国内小型グロース、債券等 1.08% 鎌倉投信(直販)
ハッピーエイジング30 バランス 日本、米国、欧州の株式・債券 1.57% SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券
マネックス証券、カブドットコム証券
ハッピーエイジング40 バランス 日本、米国、欧州の株式・債券 1.38% SBI証券、楽天証券、SMBC日興証券
マネックス証券、カブドットコム証券
世界経済インデックスファンド バランス 先進国および新興国の株式と債券を50:50 0.54% SBI証券、楽天証券、フィデリティ証券
カブドットコム証券

投資パフォーマンスの比較

次に、下記条件で積立投資のシミュレーションを行います。

シミュレーション条件

  • 積立期間は 2012-06-01 から 2017-05-31 まで(計60回購入)
  • 積立金額は毎月1万円(投資総額60万円)
  • 毎月1日の基準価格にてシミュレーション

シミュレーションに使うツール → 投資信託たらればシミュレーター

各商品で期間にばらつきがあるため、シミュレーション開始は『2012年6月1日からの5年間』としました。

この期間、日経平均や米国のダウ平均どうだったかを比べるためチャートを置いておきます。

■ 日経平均
■ ダウ平均

この条件で毎月1日に1万円を積立ていき、5年間で投資した60万円がどうなったのか?を確認していきます。

なお、注文からの約定日数等は考慮していないため実際とは異なります。また、過去のシミュレーション結果ですので、将来のパフォーマンスを保証するものでは無い事をご了承ください。

比較指標(インデックスファンド)

今回はアクティブファンドの比較がメインですが、比較指標としてつみたてNISAの対象商品でもある、2本のインデックスファンドのパフォーマンスも用意しました。

信託報酬が高いアクティブファンドに投資するので、インデックスファンドよりも高いパフォーマンスを期待したいからです。

ただし、債券を組み入れるバランス型のアクティブファンドは投資の性質がまた別なので、インデックスファンドとは単純に比較出来ません。

商品名 評価額 保有口数 平均取得額 リターン
eMAXIS 日経225インデックス ¥826,942 391,916口 ¥15,309 137%
eMAXIS 先進国株式インデックス ¥817,042 350,662口 ¥17,110 136%

日本株式に投資

日本株式に投資するアクティブファンドのパフォーマンスはこのようになりました。

最も高いリターンをで強調していますが、『ひふみ投信』および『ひふみプラス』は今回の全アクティブファンド中最も高いパフォーマンスでした。

これを見てしまうと人気なのも頷けます。

商品名 評価額 保有口数 平均取得額 リターン
コモンズ 30ファンド ¥808,070 323,228口 ¥18,562 134%
大和住銀 DC国内株式ファンド ¥797,401 681,540口 ¥8,803 132%
年金積立Jグロース ¥878,585 420,376口 ¥14,272 146%
ニッセイ 日本株ファンド ¥808,773 386,973口 ¥15,504 134%
ひふみ投信 ¥999,401 252,374口 ¥23,774 166%
ひふみプラス ¥1,000,425 310,691口 ¥19,311 166%

国際株式に投資

国際株式に投資するアクティブファンドでは『セゾン資産形成の達人ファンド』に軍配が上がりました。

私もこのアクティブファンドを買っていますが、セゾン投信は積立投資の中でも人気商品です。

商品名 評価額 保有口数 平均取得額 リターン
セゾン資産形成の達人ファンド ¥862,304 479,058口 ¥12,524 143%
フィデリティ・米国優良株・ファンド ¥833,841 448,302口 ¥13,383 138%
フィデリティ・欧州株・ファンド ¥817,201 355,305口 ¥16,886 136%

株式・債券に投資

株式・債券に投資をするバランス型のアクティブファンドでは『ハッピーエイジング30』が好成績でした。

しかし、日本株式や国際株式へ投資をするアクティブファンド郡と比べるとどれも横並びです。

債券を組み入れる事でポートフォリオの安定性が高くなっているためと思われますが、リターンよりも安定性を重視する方はこちらですね。

商品名 評価額 保有口数 平均取得額 リターン
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド ¥716,520 534,717口 ¥11,220 119%
結い2101 ¥717,785 422,227口 ¥14,210 119%
ハッピーエイジング30 ¥758,688 545,819口 ¥10,992 126%
ハッピーエイジング40 ¥718,438 513,170口 ¥11,692 119%
世界経済インデックスF ¥699,697 339,659口 ¥17,664 116%

シミュレーションからわかる事

結果的にどれを買っても儲かった

それぞれパフォーマンスを比較してみましたが、どのアクティブファンドを買っていても結果はプラスでした。

5年間というやや短めの期間とは言え、最低でも約10万円、多いと約40万円も資産が増えたというのは凄い事だと思います。

適切な投資設計がされている商品であればこその結果だとは思うのですが、金融庁が厳選した商品なだけにハズレがないように思えます。

ただしバラツキも大きい

バランス型のアクティブファンドはそうでもないですが、株式へ投資するファンドはやはりパフォーマンスにばらつきがあります。

将来はどうなるかわからないとは言え、過去のパフォーマンス結果も一つの参考材料にはなると思いますので、なるべく結果が良いファンドを選択したい所です。

インデックスファンドとの組み合わが良いかもしれない

2本だけ比較用にインデックスファンドのパフォーマンスも掲載しましたが、そう変わらないかそれを下回る商品もありました。

なので、アクティブファンドはインデックスファンドを下回る可能性も十分にあるという事を理解しておきましょう。その上でアクティブファンドを買うとすれば、インデックスファンドとの組み合わせが良いのではないかと考えました。

直販専用商品もあるため組み合わせが出来ないのもありますが、日本株式は『ひふみプラス』で保有して、米国株式はインデックスファンドで買ってみるというのも面白そうです。『ひふみプラス』の驚異的なリターンを見てしまうと興味をそそられます。

またこの場合、SBI証券か楽天証券にNISA口座を作っておけば、どちらも買えてあとからの変更もしやすいので融通が効きます。

私は国内資産が多く、少しでも海外に振りたいため『セゾン資産形成の達人ファンド』へ全振りしますが、直販専用なのでNISA口座の移管や、途中からインデックスファンドを買いたくなった時が不便です。

つみたてNISAの場合、何処で口座開設するかも結構重要なので最初にしっかりと、投資方針を決めたほうが良いと思います。