日経平均は天井打ったかも…高値付近の値動き分析と今後の方針について

運用レポート

9月後半から上げっぱなしだった日経平均が、とうとう2017年11月9日に高値23,382円を付けて上昇が一旦止まりました。

9月全半にほぼパンパンに株を買っていたので、この上げ中はただ見ているだけという運用でした。

11月に入ってからはまだ好地合いはまだ続くと見て100万円で短期トレードも始めましたが、見事に靴磨きの少年になってしまいました。何かライブドアショックの時を見ているようで曲げ屋なのかもしれない…

今週は見極めが重要な週だったと認識していますが、日経平均のチャート分析をしながら今後どういう方針で投資していくかを考えてみます。

日経平均のチャート分析

まずこちらは日経平均の日足チャートです。

こうやって見ると天井反発ポイントがよくわかりますがこれはあくまでも結果論。

下落スピードは上げの何倍も早いので初動の急落は全く反応できませんでした。こちらの様子がよくわかるのが下記の3分足のチャートです。(11月9日~11月17日)

前場は昨日よりも力強い上昇で高値を更新してお昼休み。後場は下窓スタートで「ん?」と思っていると戻して窓を埋めた直後に急落開始です。

天井を付ける瞬間をリアルタイムに見る事ができて貴重な経験ができましたが、当然ながらその日はここが天井かどうかわからない状態だったので周りも疑心暗鬼という感じでした。

翌日からは見ての通りズルズルと落ちる相場が始まって、翌週の月曜日からは日銀がETFを買いだしたりしていました。

今日(11月17日)は昨日25日移動平均線タッチと、ダウ平均上昇の流れを受けて上窓スタートで始まりましたが、円高の流れを受けて失速。午後からは軟調といった感じでした。

チャート的にもシグナルが出ているし値動きが荒くなって来ているので、これまでの上昇トレンドは一旦終了と見るのが良さそうです。

凄い古典的ではありますが、25日移動平均線を指標とした『ブレイク・タッチ・乖離率』は今でも充分機能しますね。

やはりこれはチャートソフトのデフォルト設定で描画されたりするので、見ている人も多いからという感じでしょうか。

消すのが面倒でそのままいつも使いますが、あれば何となく見てしまいますもんね。

今週の運用について

上記の通り天井を見極めつつ今週は慎重にトレードを行いました。長期運用、短期運用でこんな事をしていました。

長期運用

長期運用口座では主に下記3点を変更しました。

  • 株式ポートフォリオの整理と縮小
  • 投資信託の一部解約
  • ドルの購入

今後、下落する可能性が高いと観て株式・投資信託のポートフォリオを縮小し比率を40%程度に落としました。

銘柄は配当金を目当てにした投資でしたが、不祥事連発の会社や決算後の値動きが悪いところは見限りそれに合わせてポートフォリオも縮小させた感じです。

日産は悩みましたが決算前にプラスで逃げられるチャンスがあったのでそこで手仕舞い。長らく含み損だった郵政も数千円の損切りで手仕舞いしました。

この強い上げ相場でずっと含み損で上がりもせず、日産に至っては不祥事のニュースが次から次へと出て流石に嫌になりました(笑)

残ったポジションは引き続き保有予定ですが、あまりにも下がるようであれば下で買い直す位のスタンスで行きたいと思っています。

投資信託についてはハイペースで投資し続けていたので一度止めて25%程を解約。来年は投資信託用の資金の捻出が難しそうなので翌年に回そうかなという魂胆です。

また、米国株ETF購入用のドルですがこちらは114円台を高値掴みする結果となりました。月曜日に114円を切れなかったら成り行きで買おうとして激しく失敗しました…

短期運用

短期運用口座の方は、第一週目が-0.5%。今週は+4%という結果で終える事ができました。

こちらは値動きの激しい銘柄を中心に1泊2日位の短期スイングでトレードをしているのですが、今週はアカツキショックに乗り値幅を取る事ができました。

ゲームは全くやらない人間なので最初何の会社からすらわかっていなかったのですが、ドラゴンボールのスマホゲームを提供している会社なんですね。

短期トレードはテクニカルを優先で、今はエントリーと利食いパターンをルール化している形となります。こちらはモノにするまでめげずに食らいつき、とりあえずは生き残りを目標にしています。

上昇トレンドに端から端まで乗ってみた感想

凄い偶然なのですが長期口座ではこの上昇トレンドに端から端まで乗ることができました!

買った位置はたまたま底で後はただ放置していただけなのですが、感じた事は下記の点です。

  1. 上昇前・上昇中は中々株価が落ちない
  2. 上昇は非常にゆっくり
  3. 天井付近に近づくとより力強く上昇する
  4. 天井到達後の下落は上げの数倍早い

よく言われている事ですが本当にこの通りで、4番の時の下落スピードはジェットコースターに例えられる理由もよくわかります。

9月後半から10月一杯は外国人投資家が積極的に買いを進めていたようで、11月前半は個人が売りをやめて買いに傾き始めたところでこの急落という形のようです。

3番の天井付近での力強い上昇を見せていたのは個人の急な買いなんですかね。

トレンドに端から端まで乗ったと言っても利食いが下手過ぎて対して儲けれませんでしたが、凄い良い経験ができたので今後の判断材料にしたいと思います。

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