【コロナ危機】株価暴落で新規参入者が急増!靴磨きの少年現る?

株式投資

コロナショック靴磨きの少年

コロナショック改め、コロナ危機で株式市場は非常に不安定な値動きとなっています。

新型コロナウィルスが与える経済への影響は甚大で、私も投資方針を変更し生き残るための運用に切り替え中です。

相場が落ち着いたら引き上げた資金を再投入したい考えですが、どうも靴磨きの少年が各地に現れて大底はまだ先になりそうなのでまとめてみます。

株価急落で初心者の口座開設数が急増

日本経済新聞より下記のようなニュースが出ています。

ネット証券、口座開設が急増 株価急落で初心者参入

気になった部分をまとめます。

  • 新規口座を開設する個人が急増
  • 休眠口座も動き始めた
  • 株安を投資を始めるよい機会と考えている初心者が多い
  • 新規開設はリーマンショック時にも増えていた
  • 個人投資家は前週まで6週間連続で日本株を買い越している

ここ最近は下がった上がったで連日のように株式ニュースが流れているので、それを聞いた初心者の新規参入が増えたのだと予想できます。

ビットコインの時もそうでしたが、普段はあまりニュースに取り上げないTVなどの主要メディアが騒ぎ出すと効果があるみたいです。特に今回のコロナ危機による暴騰暴落は過去最大級ですしね。

しかし、Twitterではこれを靴磨きの少年の登場と見ていて、底はまだ先と警戒する投資家も居るようです。

今参入するのは高いところで握ってしまっている私よりはだいぶいいと思うのですが、この粗い値動きに翻弄されて虎の子を失う方が多いと予想します。

VIXが落ち着くまでは静観するしかないですね。

株をやっていない人に株の話をされる

ここ数日、株をやっていない知り合いからわざわざ電話が来て株の話をされます。しかも投資のアドバイス付きで…(笑)

株に興味があるようで保有銘柄とか買った位置とかを細かく聞かれていますが、それだけ今回の暴落は多くの人に興味を与えたという事になりますね。

海外投資家は売り越し、個人投資家は買い越し

日経のニュースにも書いていましたが、ここ最近は海外投資家が売り越して、個人投資家が買い越しをしているようです。

投資部門別売買状況

簡単に数字をまとめます。

期間 海外 個人
02/17~02/21 -48,259,221千円 115,296,146千円
02/25~02/28 -388,667,906千円 353,488,912千円
03/02~03/06 -135,804,577千円 533,108,341千円
03/09~03/13 -694,746,165千円 204,761,853千円
03/16~03/19 -401,788,195千円 234,732,806千円

海外勢が本格的に買ってこないと相場の上昇も続かないので、ここ数日の反発は一時的なものとなりそうです。

3月は配当の権利確定月

3月は配当と優待銘柄が多い月です。この暴落で高利回りになった銘柄はとても魅力的に映りますよね。

資金に余裕があったらディフェンシブ銘柄の買い増しを行いたい所でしたが、今回は逆に高配当銘柄から撤退という戦略を取りました。

保有していた配当株は今回の下落でも強さを見せてくれたのですが、配当月なのでここ数日の反発は一時的、まだ大底ではない可能性も考慮すると現金を温存しておくのが良いと判断しました。

インデックス投資は当初の方針そのままなのですが、高配当投資は泣いて馬謖を斬る思いで一時撤退です。

今回はこんな状況だし逃げ場無しかなと思っていましたが、やはり権利確定月というのは買いが強くなる傾向にありますね。

3月の日経平均おさらい

この記事を書いている時点で今月はまだ2日残っていますが、3月の日経平均がどんな感じだったかを最後におさらいします。

まずは月足ですがリーマンショックから直近の天井でフィボナッチを引いてみると、今回の暴落は半値押しで一旦反発です。

次は日足で、直近の天井と反発位置を結んだフィボナッチがこちらです。

38%戻しという所でしょうか。

個別銘柄で見ると値動きは様々ですが、内需系だと半値戻しが多かったですね。個人的には主力銘柄のNTTドコモが高値更新をしてくれて救われました。

ただし、インバウンド系銘柄は底に張り付いている状態で、こういう銘柄を値ごろ感で買ってしまうと大後悔しそうな雰囲気です。

日経平均は3月だけで5,300円位動いているので恐ろしい相場でした。海外の指標ですがFear & Greed Indexの数値が2というのは初めて見ました。これはWHOがパンデミックを表明した3/12の数値です。

1ヶ月前までは遠く離れた武漢は対岸の火事で楽観ムードでしたが、あっという間に世界は恐怖に支配されました。

パンデミック表明の3/12は株だけじゃなく、安全資産の債権や金も売られてドル買いが起きていたという状況で、いかに世界中がパニックだったかがわかります。

債権や金は株の追証の支払いのために売られたそうですが、こういう時はポートフォリオ理論も何もあったものじゃないですね。

なのでこの荒波に臆せず飛び込んでくるチャレンジャーが多いというのは本当凄いですよね。多分、大半が退場でしょうけど。

まとめ

まだ危機は継続中ですが今月は歴史的相場に立ち会えた事が最大の収穫だった気がします。

米国株は思い切り含み損でこの先何年も助からないとは思うのですが、コロナ危機から経済が本格的に立ち直る時に大きなチャンスが訪れると考えていますので、今は現金を握りしめておきたいです。

前にリーマンショックについて深く調べた時に、生き残った人の体験談に「暴落の初動で買ってしまい途中で資金切れを起こした」とあったので、余力の投資タイミングは慎重に行きたい所です。

万が一、このままV字回復して何事なく上昇してしまったら残念ですが、新規参入者が急増しているとなると今は静かになるまで待ったほうが良さそうと考えています。

今年は儲ける事より生き残る事を重視する年になりそうです。

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